土曜か日曜の午前中はお気に入りのカフェですごすと決めております。や、実はコーヒーがとにかく好きってわけでもなく。スタバだと実はティーばっかりです。以前所属していた会社でコーヒースタンドがあったのですが、申し訳ないんですが、そこまで個人的には味があわなく。いま、通ってるところがほどよくあってるのでという理由です。あと混みすぎないこと。いや、お店継続で言うと混んでは欲しいんですが。
今週のハイライト
帯番組の特定の曜日のMCなんて、気持ちあがるしかないですね! 毎度、誰得なミュージックをお届けします。
2023年7月3日〜7月9日の徒然
1.次の世界をつくるポイントはどこかと問われたら
https://www.amazon.co.jp/dp/4815617740
ワタクシなんだかんだと図式化されたあれこれの過程は「それでもメディアは面白い」の収録過程でみておりまして、ええ。あの絵がここまでポップになるもんなんだなと、あらためて編集技術に感動する次第です。
で、次の世界をつくるポイント。
単純な記録が脳の外に置かれはじめたのがテクノロジーにおける変化だとしたら、この本に書かれていることは全て脳の外側の変化です。だからこそ、フィジカルとしての脳をどう使いこなすか。だからこそ、歴史を記憶じゃなくて理解し思考のベースにすることが大事。だからこの本は歴史として押さえる話も書かれてるのだ、と。
2.なんの情報にお金を出しているんでしたっけ
https://toyokeizai.net/articles/-/680421
自分のお仕事上「それ誰に向けてコンテンツ生成してるの」なんて言い方をすること多いんですが、それは受け手たるユーザが受動態の時。能動態になって勝手に欲しいという状況を思わせればいい。
大事にしているのは「これはイケる、イケない」という感覚だという。だが、その“感覚”が読者を得て、ファンがついていっている。
この感覚が①の話の続きですが、歴史として続いているからそれでいいという話。ブランドコミュニケーションができあがってれば、極端な話、サーチもソーシャルもそれほど重要視しなくていいですからね。勝手に受け手たるユーザがやってくる状況。もちろんそれを維持するために「常にイケてる」状況を作り出し続けるのも大変なわけですが。
3.コンテンツを消費する時間の重さ
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1514121.html
動画配信サービスの「U-NEXT」は、7月5日にU-NEXTアプリの「ブック」サービスをリニューアルした。月額プランに加入しなくても、マンガが毎日無料で楽しめる「毎日無料」を開始した。
動画の付帯サービスとしての静画の必要性。もうコンテンツをテキストとか動画とか音声とかでわけるんじゃなくて、可処分時間の奪い合いの手段として考えた方がよくて。
それでいうと、リッチな動画はやっぱり重い。静画のほうが細切れに時間消費できますからね。なので、自分は大作マンガはまあまあ追いかけられていますが、最近動画が全然で。30分すら確保するのが億劫。その数字を確保させるだけの動画はスゴイと逆の意味で思う次第です。
話がずれた。なので、コンテンツの伝え手として「動画だけ」ってのはなくて。そのうちテキストを伝えたっていいと思うんですよね。ありとあらゆる手段で受け手の可処分時間を奪う、と。
現状作り手に甘んじてる国内テレビ局はホントにそれでいいのかなあ。
4.ThreadsはTwitterの代わりにはならないに一票
https://www.threads.net/@shigekixs
自分の判断軸をぶさらないためにも、実はちょいちょいテキスト(長い短いもいろいろ)で残すようにしています。一昨年ぐらいにも一本書いてます。
で、まあ、Threadsは盛り上がってる、と。で、一つの議論ポイントとして「Twitterの代わりになるか」って言われたら、ソーシャルニュースとして「(マス的な)トレンドウオッチ」の機能がThreadsに来ることはない。だから、少なくともその1点で代わりにはならない。MetaはそもそもFacebookやInstagramからみてもサーチコミュニケーションをやる気はあんまりない。やる気になっても十中八九上手くいかないと思う。
ThreadsはあくまでもInstagramのテキスト版。ニュース?報道?ジャーナリズム? なにを言ってるんだ、一民間企業だよ、しかも日本支部の広告の惨状みえてる? どこに期待をするというのかという話で。
ですので、Threadsではワタクシは日常主体で行きたいと思います。
5.コンテンツとクリエイターは疎結合
メディアにおけるコミュニケーション周りを生業にしている身としては、良質なコンテンツを創り出すクリエイターがなにかしらやらかしをしたときどう対応するか。私はクリエイターがどれだけ法律上重罪であっても、産み出された良質なコンテンツ自体には罪はないと思います。
なので、コンテンツのお蔵入りはなにがどうなっても反対。クリエイターは罪を償ってください。ただし個人的な考えで、別にこの考えを他人に強要することはないです。
自分の数少ない経験からいっても良質なコンテンツを創り出すクリエイターってのは、いろんな意味でネジが外れている方が多いです。そのネジの外れ方を、うまく周りの人が窘めながら適応させていくのが周りの役目で、抑止力です。そこは目配せしましょう、とね。
6.グランドデザインの描き方
https://note.com/oszerosakai/n/nc72fa462815b
テレビ局に限らずの話で、メディアに関わる方は是非一読を。
で、ね。自分もいい歳になってきたなあと思いつつ、そういうトライディショナルな職場にいる同世代やら上の世代と話すとさ、結局、客観視がないんだ。これ自分が優れてるって言いたいんじゃなくてね。どれだけ、様々な角度で物事にあちこちで触れてきたのって話でしかないかな、と。そうじゃないと、コトの外郭を作るグランドデザインなんてできっこないよ。
この人材流動性の無さが「詰み」を表している。
個人的には今から放送波を使ったテレビ局、ラジオ局、そして新聞やら雑誌を一から作った方がはやいんじゃないかなとかさえ思います。
編集後記
あれこれと事務手続きにも追われてまして、その変更やらなんやらかんやらでプチ忙しい。でも、先週の編集後記でもありましたが、体調がようやく戻ってきました。エンジンかけていきますぞ。
今週の「Spotifyになくて、YouTubeに公式であがってるMV」から一曲。自分が大好きな3ピースバンド鶴の「あめ曜日」インディーズ時代の楽曲より。
とにかくライブが楽しいバンドなので、Spotifyでも是非お探しあれ。人気曲「夏の魔物」は毎年夏に必ず聴く一曲でもあります。
Twitter : 松浦シゲキ
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